二村定一という男

「ふたむらていいち」と読む。
最近マイブームの戦前の歌手で、なかなか味がある。

「アラビアの歌」とか「あほ空」(私の青空のこと、アホ空ではない(笑))
など、日本初のジャズ・ソングを歌った稀代のエンターテイナーで、
生き様も含めてとても魅力がある。

ミュージシャンは大きく分けて二つのタイプいる。
とことん音楽が上手い(職人タイプ)、
音楽はそうでもないが、キャラや生き様に魅力がある(カリスマタイプ)
二村はもちろん後者である(笑)
もちろん後者も下手ではなくて、所謂「下手ウマ」ってやつね。

俺も後者になりたいって思ってる。
思ってなれるもんでもないけどね(苦笑)

ただ二村の不運というか、悲運は榎本健一(エノケン)が太陽で、
二村が月になってしまったこと。

エノケンっていうのは、ちょっと前で言うと萩本欽一(キンちゃん)みたいに
コメディアンとして絶大な人気があったんやな。
しかも歌って踊れるエンターテイナー。

ただ、最初は二村がガンガン売れて、その力をエノケンが浅草の劇団に引っ張ったから
「二村・榎本一座」やったらしい。
それが、のちに人気逆転で「榎本・二村」になったという・・・

あと、あまりにも時代の寵児になって売れたから、時代の変化に対応できやんだというか
古くなってしまったんやな。

最近で言うと小室みたいな感じ。

最期は落ちぶれて酒びたり、盟友であるエノケンは二村のために三軒茶屋に家まで用意しけど・・・
「レコード・・・」という一言を残して亡くなった。 享年47歳。

ブルーズで言うとロバート・ジョンソン(27歳で毒殺された)
って言えば褒めすぎやけど(笑)、
もう少し評価されてもええよな、日本で。

ご興味ある方はご一読を。。。
< 今月のライヴでは「私の青空」、ひさしぶりにやろかな(笑)