最も好きな日本語に「粋」っていうものがある。
「小粋」っていうのもいいねぇ。
反対に「無粋」、あるいは「野暮」っていうのは大嫌い。

まあ江戸っ子でもない俺に「粋」が何かって、わからいない気もするけどね(笑)

でも自分が好きな世界、例えば落語とか相撲とかには「粋」が残ってるし
ブルーズだって、俺から言わせりゃ「粋」なもんですよ。

落語家もやっぱり現代の人より、昔の人の方が「粋」を感じさせるもんがあって
五代目の古今亭志ん生が一番好き。

相撲で言うと、最近、白鵬が優勝して、尊敬する故人の大鵬に、お客さん全員を促して黙祷を捧げたのは「粋」だったね。

俺が尊敬するブルーズマン、例えばシカゴのオーティス・ラッシュとかヴァンス・ケリーとかは「粋」だったよ。

オーティスは初めて会ったときに、「一緒に飯食おう」って言って、楽屋みたいなところに招待してくれたし、
名刺をくれて、「今度家に遊びに来い」って言ってくれた。
グラミー賞取った男がだよ(笑)

ヴァンスはそんなに有名な人じゃないけど、
お店に演奏聴きに行ったら、自ら一番前の席を案内してくれて、
帰りに電車とかなくなったら「この辺は危ないから」って、お店の人に車を手配してくれるよう頼んでくれた。

そやから、古今東西問わず、「粋」ってものは
「心意気」なんですな。

俺は「粋」な人間になるのが目標というか「理想」

ジャズで「スィングしなけりゃ意味ないね」って曲があるけど、
俺は「粋じゃなけりゃ意味ないね」って思う。

あー、日々精進。