十返舎一九という男

久しぶりにりにライヴの無い週末なんで、
「江戸化物草紙」という本を神保町で購入。
十返舎一九の作品が数多く収録されててうれしい。

十返舎一九は「ヤジさん、キタさん」で有名な
「東海道中膝栗毛」を書いた、日本初のプロの作家。
江戸時代に原稿料だけで生計を立てるなんて、その気合がハンパやないな!

内容も、絵も文字も自筆のもので、すこぶる読み易い。
昨今の軽薄な本と違い、作者の息吹が感じられて良い!

俺の趣味や好みは、世の中からずれ過ぎてて、
たとえば来週観にいく「クラレンス・カーター」にしても、
ほとんど誰も知らんのとちゃうかなと思う(笑)

でも俺としては、「いやー、この人ええよなぁ」とか「この作品ええよなぁ」っていうのが
たくさん自分の中であるのが嬉しい。
一方では「なんでこの良さわからんかなぁ」っていうのもあるけどね、世間に対して(笑)

まあでも多勢に無勢でね、多くの人が認めれば、それらしく思えるもんや。
食品偽造表示の問題もそう、ほとんどの人が、本物を見分けることなんて無理って話よ。

だから俺は自分のセンサーを信じてる。
世の中が認めなくても、俺が認めたらそれでOK!
その逆もまた然り!

そういう意味では
十返舎一九
誰も作家の職業価値を見出してない時代に、それを「何くそー!」って思って作品を出し続けた気合に恐れ入る。

ちなみに、
「江戸化物草紙」の本を編集したのはアメリカのアダム・ガボットという人。
「源氏物語」を読んで、日本の文学などに興味を持ち始めて日本に移住したとか。

うーん、まさに「灯台もと暗し」
外来の文化に憧れるのも結構やけど、日本の文化も勉強しましょう。
俺も「源氏物語」くらい読んでみるか、日本人としては(笑)