山田とジョニー・ウィンター

久しぶりにライヴがない週末やったから、たまにはインプットが必要やと思ってライヴを見に行ってきたよ。
山田庵巳という男と、ジョニーウィンター。

山田庵巳は、以前に秋葉原のPAGODAというお店で共演して、その演奏にぶったまげた。
日本に弾き語りの人は数々いれど、俺が観て知る限り一番凄い。 っていうか一番好きかな(笑)
久しぶりに見たけど相変わらず凄かった。ワンステージで3曲という曲の長さ、もとい歌物語とも言うべき精巧な曲作りとステージ。
彼にしかないワールドをパフォーマンスできるという面で無敵。日本にも本物がいるというのが嬉しいね。

ジョニーウィンターは、そんなにファンじゃないけど、毎年5月恒例のJAPAN BLUES CARNIVAL(日比谷野音)を観にいった。 ジョニーも若いイメージがあったけど、ようく考えたら70近い年齢。
ぶっちゃけ声はもうでてない(笑)
けど、伝家の宝刀のスライドギターは凄かったね。
さすがに「100万ドル」のギタリストと呼ばれただけのことはある、本当は最初の契約金が100万ドルじゃなくて60万ドル(6千万円強)だったらしいけど(笑)
それでも70年代の話やから、えらい大金やね。
曲もお約束の「ジョニーBグッド」やら「モジョ・ウォーキン」やらスタンダード連発で格好良かった。
さすがに立ってるのはしんどいらしく、終始座ってたけどね(笑)

動画観てもらえばわかると思うけど、この二人、演奏スタイルや特徴は正反対。
やけど、俺の中では一緒なんやなぁ、メーターが吹っ切れてる点で。
どういうことかと言うと、まあどんなビジネス(音楽も)でも一緒やけど、他人にない無敵の武器を磨きまくることが
生き残る秘訣やと思うんや。
とんこつラーメンなら、とんこつラーメン。
カツ丼なら、カツ丼っていう風にね(笑)

まあなんでも平均点っていう、ファミレス的な発想は日本らしいけど、
今からのサバイバルな時代には、それは逆にリスク高いんちゃうかなぁ・・・

俺も再度、自分にしかない味(武器)を磨きまくって勝負するしなかい。
肩凝るけど、やるしかないな(笑)

NEXT SHOW!!
6月2日(土) 東京・成増On the railroad
ヴァイオリンの竹やン、ベースのマッキーさん来てくれるらしい
新曲もやるよ!

アグレッシブ

埼玉のライヴも盛況に終わって、共演者の浅見さん、きんごろうさん、羽鳥さん、柳さん、ありがとうございました。
そして、埼玉では久しぶりにもかかわらずたくさんのお客さんが観に来てくれたことに感謝します。
どうもありがとう。
中には、4月のCD発売ライヴから、3回も4回も観に来てくれてる方もいて、まあ言葉にならんほどありがたいっす。
精進して、もっといい曲を作っていきます!

さて、巷では金環日食とやらが話題らしいけど、俺はあんまりTV観やんから知らんかった(笑)。
まあ知っててもたぶん朝起きれやんかったと思うけど・・・

それよりも、大の相撲好きとしては、千秋楽の旭天鵬の優勝にもらい泣きしたよ。
別に旭天鵬のファンではないけど、土俵経歴20年目の優勝には胸が熱くなった。
相撲を知らん人に説明すると、旭天鵬は平幕っていう地位で、ぶっちゃけそんなに強くない(笑)
普通は横綱、大関が優勝するもんやけど、今場所は白鵬が初日に手の指を骨折。
荒れに荒れた場所を大ベテランが締めたわけやけど、優勝パレードの旗手(優勝旗を持つ付き人みたいな役)を白鵬が
「自分しかいないでしょう」と手を上げたのも男気を感じたな。
普通は横綱が旗手なんかやらんし、普段は逆に横綱土俵入りの太刀持ちを旭天鵬がやってる。

旭天鵬は既に日本人やけど、モンゴル出身。
同じモンゴル出身の先人をリスペクトした白鵬、大した男やな。

まあ本当は俺、稀勢の里(大関)が好きで、今場所は優勝できるチャンスやったんやな。
けど途中で守りに入って一気に失速したよ、稀勢の里。
逆に旭天鵬の後半の相撲、とても37歳には思えやんほどアグレッシブやったよ。

相撲以外でも言えることやけど、やっぱりね、攻め続けやなアカンと思う。
守り腰になったら、勝てるもんも勝てやんよ。
そりゃ、人生ね、いつも順風満帆じゃないから、守らなアカン時もあると思うけど
守ってる時も攻めの気持ちを忘れたらあきまへん。

そんなわけで、5月のライヴは終わったけど
6月の3本のライヴ、さらにアグレッシブに行きたいな!
ぜひ見届けておくれやす。

NEXT SHOW!!
6月2日(土) 東京・成増On the railroad

折り返し

武蔵小山でのライヴも無事盛況に終わったよ。
対バンの二組も素晴らしいパフォーマンスで良かった。
まあどんな商売でもそうやろけど、やっぱり横のつながりは大事やね。
自分はいいミュージシャン仲間に恵まれて、いろんなところでライヴができる感じ。
これからもいいミュージシャン達といいショーをやって、多くのお客さんに楽しんでいただきたい。

話変わって相撲の話。
俺、相撲大好きなんやけど、今の横綱一人、大関6人ってのはバランスとしていびつな感じやと思うね。
6人も大関おるんやったら「はよ、上(横綱)あがれよ」って(笑)
白鵬もすこし疲れてきてるし、誰か横綱にならなアカン。
可能があるのは、稀勢の里、把瑠都、鶴竜くらいかな。
琴欧州は腰高、苦手多し、メンタル弱し。
日馬富士は軽量、波あり。
琴奨菊はメンタル脆し。

まあ持ってる素材からしたら把瑠都、稀勢の里、鶴竜の順。
けど把瑠都、稀勢の里は雑な一面もあって、それを克服すればいけるかも。
あなどり難いのは鶴竜で、派手さは無いものの相撲の取り口が緻密で、メンタルもかなりの気の強さを感じる(寝ぼけた顔してるけど)

まああとは相撲界のシステムの問題で、横綱は負けが込んだら引退あるのみ。
大関は負越してもカド番制度があって、2場所連続で負け越さない限り大丈夫。

そう、社長よりも重役の方がオイシイみたいなとこがあるんや(笑)
でもあくまで相撲はガチな世界(八百長あったけどな)なんやから、頂上を目指してほしい。
相撲にまでゆとり教育はいらんぜよ!

とまあ、相撲の話はこれくらいにしといて、
CD発売ライヴも半分くらい終わって、これから後半戦。
一応赤坂でのライヴが千秋楽で、そのあとのことはあんまり考えてないことにしておこか。
ホンマは考えてるけどな(笑)

まあ前半戦は、想像通りな部分とそうでない部分があったかな。
「思惑通りに物事は進まん」っていうのは、ある意味予想通りやけどな。

後半戦は演奏曲とか打順(曲順)なんかも、変えていこかと思ってる。
野球の監督じゃないけど、使える曲、使えやん曲とかを見極めてな。
前半観に来てくれた人も是非後半も観にきておくんなはれ。

NEXT LIVE
埼玉西川口DOW-YA スペシャルゲスト 浅見安二郎(日本ハーモニカ賞受賞の名人)

岡本太郎記念館

GWは横浜でギグを一本やった。 いつも応援してくれる横浜のお客さんや、埼玉の方からはるばる見に来てくれたお客さんもいて、すごく嬉しかったよ。 どうもありがとう!
なんとか恩返しというか、皆さんにパワーを伝えられるようなステージをしていきたいね。

この間、青山の岡本太郎記念館に行ってきた。
作品ももちろんパワフルやけど、彼の残したメッセージがいつもぐっとくる。
「過去も未来も関係ない、ただ今瞬間瞬間があるだけ」とか
「自分なんか蹴飛ばすくらいがちょうどいい」など。
ワイルドでロックな言葉が格好ええ。
そして、言葉だけじゃなくて彼が生き様でそれを実践したことが素晴らしい。
言葉だけなら誰でも言えるからな(笑)

もともと自分は漫画家になりたかった頃もあったんで、
絵描きとか漫画家はかなりリスペクトする(笑)
でも絵描きの中でも、岡本太郎は激しさとか生き様の点で別格。
正直、作品の全てが良いとは思わんけど、なんというか迫ってくるエネルギーが群を抜いてる感じ。

「安全な道と、危険な道があったら、迷わず危険な道をゆく」っていう言葉も、
彼が言うと様になる。

やっぱり歌もそうやけど、何を歌うかよりも、誰が歌うかが大事なんちゃうかな。
ボブ・ディランの歌なんか、他の人が歌ってもしょぼいからな(笑)

まあ自分も、人様の前で歌なんかを歌わせてもらうんやから、
メッセージに見合った生き様を見せていかなアカンなぁと思う。

過去も未来も関係ない、つまりは今しかない、
うんやっぱりそれが理想やね。
やっぱり自分の場合はライヴを一番に考えてやっていきたいな。

NEXT LIVE!
5・13 武蔵小山AGAIN