ライヴモードに

さーて、少しだけ夜とか涼しくなってきたね。
音源はひと段落なんで、
今度はライヴモードに変換。

ライヴってのは生もので、録音みたいにやり直しはきかないから
難しいし面白い。
LIVEって言葉、正に「生きてる」って意味で
人生もやり直しはきかんわけよね(笑)

まあでも、いつでも、力を出し切るような日々を送ってるんで
「いつでもかかってこんかい!」ってな感じやな。

俺は徳川家康けっこう好きで、
彼は若い時は人質やったり、三方が原の合戦で惨敗を喫したりと
決して順風ではない。

けど、彼の偉いとこ。
三方が原で大敗した時の自分の苦渋の表情を絵師に描かせて、
いつも自分の部屋に飾って
「2度と繰り返さんぞ、ボケ」
っていう執念ね(笑)

人間、絶対に油断は禁物。
調子に乗ったら「足元すくわれる」よ(笑)

なんでフンドシ締め直します。

今週土曜日は新小岩で演奏。

万全を期す。

やっとでけた

毎度。
少し涼しくなってきたね。
ビールも秋味が登場かぁ・・・ 味はたいして変わらんけど(笑)

さて、ようやくCDできたよ。
今回はほぼ全部の楽器を自分でやったし、面白い録音になった。
内容ももちろん自信ある。

曲は
モノポリー(ライヴ・バージョン)
ニューオリンズ
アスタマニャ―ナ
風の強い街

風の強い街以外は全部、初録音化ということで
皆さん、一家に一枚(何枚でも)置いてやってくだせー!!

もちろん、モノポリーが一番の自信作。
音はライヴなんでワイルドな面があるけど、その勢いたるや、凄いもんがある。
自分で言うのもアレやけど(笑)
スティービー・ワンダーっぽい、ビッグママショーコのクラビネット(凶暴な電子ピアノ)も聴きもの。
早く聴いてほしいなぁ。

あとは、まあ全部おすすめやけど
ニューオリンズもアスタマニャ―ナもライヴで受けが良いし、
自分にとってはスタンダードになりそうな曲。

今回の音源は、CD作ってライヴをやるっていう巷のスタイルとは逆で
ライヴで練り上げて、それを音源にした。

これが本来あるべきスタイルと思ったね。
ライヴで受けた曲を録音するっていう(笑)

そんでもって、9月3日(火)の池袋エールハウスがCD発売ライヴ。
「なんで火曜日やねん」、って感じもするけど(苦笑)

まあ結局自分の場合は、ライヴ命みたいなとこあるんで
CDだけ売るっていうスタイルじゃない。
ライヴあっての音源やからね!

さてさて、猛暑を乗り切ったみなさん。
とりあえず9月3日に来れる人はぜひ来てください!

お待ちしてまーす!!!

ねばーる

全然涼しくならんけど、月が秋っぽいのと、夜は鈴虫が鳴いてる。
自然は秋を忘れてないんやけどなぁ・・・

録音もいよいよ佳境。
というか音の素材はほとんど録ったから、あとはミックスっていう
面倒くさい作業。
要は音のバランスを決めるんやな。
でもこれすごーく大事!

細かい話で言うと、音にも周波数とか相性とかセオリーがあって
例えばエレキギターとドラムのシンバルは同じ位置から音を出すとか。
まあ理屈っぽい作業ね(笑)

もちろん、そういう音響とかの本も一杯出てるし、読んだけど
結局は自分の勘とか好みを優先する。

そりゃそうやろ、自分が気に入らんサウンドを人に聴かすわけにはいかん。
逆を言えば、俺が気に入ったら、人も気に入るやろっていう楽観(笑)
俺のファンはきっと趣味も良いし、センスもあるんで
気にいってくれると思うよ(笑)

けどまあ、俺も頑固っていうか、しつこい性質なんで9月3日の「CD発売ライヴ」の直前まで
作業をしてるかもな。
粘るよ、納得いくまで。

もちろん消費者っていうか、お客さんは「身銭」を切って商品を買うわけやから、
「これはつまらん!」とかケチをつけるのも勝手やし、自由や。
けど、なるべく納得してもらいたいからな。
もうちっとがんばろー。

話変って、歌舞伎好きが乗じて、「松竹歌舞伎会」というのに入った(笑)
要は歌舞伎の公演を先行予約とかできるやつ。
年会費3150円。

やっぱり河竹黙阿弥の演目は面白い。
俺は実は歌舞伎、というか歌舞伎俳優が大嫌いだった(世襲やから)んやけど
喰わず嫌いっていうか、観たら、というか理解できれば面白い。
でもいまだに世襲は嫌いよ(笑)

けどまあ、TVでもアホな2世とか
うんざりするほど出てるからな。
つくづく世襲大国よ、この国は!

「世襲天国」という曲作ろかな(笑)

さあ、皆さん、もうすぐ秋。

早く秋刀魚が食べたい。。。

独断

ああ、やっと録音も8割5分くらい終わって
終わりが見えてきたなー。
クソ暑い中、よくがんばったなー(笑)
あとは秋から売り捌くだけやな!
皆さんよろぴく。

よく独断と偏見とか言うよね。
あんまり、ええ意味では使わんと思うけど。

皆さんご存知のように、俺はかなりワンマンな性格なんやけど、
まあバンドリーダーというか、フロントマンはね、ワンマンでなんぼよ(笑)
そんなところで民主主義とか多数決はいらんのよ。

メンバーそれぞれに「格好ええ」と思うサウンドはもちろん違うわけで、
そん時はやっぱ、リーダーの独断が大事。
もちろんケツ拭くのもリーダーの仕事。

何かを決めないっていうのは、
何にも責任を持たんってことと同じ。

もちろん、「最高や!」って思ってやったことが「最低や!」ってことも、
ままあるけどね(笑)

日本人は、「右に倣え」って人が多すぎやね。
それってつまり、なんかあった時に「誰かのせいにできる」からやろ?

まあ、自分で全部決めてくのも「しんどい」し、肩は凝るけどな(笑)

仕方ないな、人が決めたことに従って「全然アカンやないか!」ってのが我慢ならん性格やから。

さあて、暑いから、この辺で今日はやめておこう。

早くライヴやりてー!

ほぼ一人で

おかげさんで、録音もほぼ終わり、
あとはピアノを入れるだけ。

今回はドラム、ベース、ギター、ハープ、ボーカル、コーラス、全部自分でやった。
ピアノのビッグママ以外のパートは全部俺(笑)

ドラムの録音は難しいけど面白かった。
これが今回の一番の収穫やな。
ドラム出来れば、今後、なんんでも自分で録音できるからな。
ある程度は。

まあなんでも挑戦というかね、思い立ったら吉日や(笑)
年齢とか関係ないからね、人間、気合いが大事やで!

9月~のショ―は、ハコ(お店)とか一緒にやるメンバーとかにも、さらにこだわって
いいものをお魅せしたい。

やっぱり一流を目指したいんですよ、やるからには。

この間、メンバーが録画してくれた映像を見た(自分のライヴの)
そしたら、今さらながらに「冨井誠司のブルーズええなぁ」って思った。
自分で言うなよ(笑)

もちろんオリジナルを軸にやっていくけど、
やっぱり自分にとってのブルーズはルーツでありホームであり、
力抜いて、寝ててもできるような気軽さがある。

俺は、19歳の時にブルーズ歌い初めて、名古屋のお店で
「若いのに、こんなにブルーズを歌える奴みたことない」って褒められたことある。

その時は「うそやろー?」って思ったけど、
それも一理あるかもしれん。

というのは、俺は、ブルーズの要素のある歌は「つぼにハマる」っていうか
ええ感じなんやけど、それ以外の歌は、まあ人並みっていうのかな(笑)

「強い部分を徹底的に伸ばす」っていうのが自分のモットーなんで、
弱い部分は切り捨てるよ(笑

ではまた。

NEXT LIVE!!
8月31日(土)新小岩チピー
9月3日(火)池袋エールハウス 「CD発売ライヴ!!」

半可通

半可通という言葉をご存じ?
これは江戸時代によく使われた言葉で、
野暮と通人(通な人)の中間、
つまり適度にいろんなことを知ってる人間。

実はこの半可通が一番嫌われたらしいね(笑)
要は、中途半端な知識はアカンってことかな。

なんでもそうやけど、「やるなら徹底的にやれ」ってことね

たまに俺にブルーズのウンチクとか語ってくる奴とかおるけど、
「そんなんとっくに知っとるわ、ボケぇ!」とか意地悪な気持ちになってまう(笑)
けど、俺は「うん、うん」って聞き流すけどね、せっかく気持ちよく話してる腰を折っても可哀想やろ。

最近、俺は歌舞伎とか落語とかに興味あるけど、
こんなんはまあ道楽というかね。
マニアは死ぬほどいるから、俺なんかの知識なんか「屁」みたいなもんよ(笑)

けど、大事なんは「どういう角度」で物事を観るかでね。
切り口って言うのかなぁ。

歌舞伎で言ったら、俺はルーツをけっこう探る。
歌舞伎俳優は最初、幕府に「河原物」と言われて蔑まれ、芝居小屋は吉原と同じく「悪所」として
見られてた。
駆け出しの役者は「男色家」のお客に身を売ったりと、まあ大変な苦労をしたわけや。

だからね、結局今の歌舞伎座やら、海老蔵やらが凄いわけやないのよ(笑)
一番すごいのは「認めれてない時」に「今に見とれよー!」って、歯を食いしばってやってきた先人やね。

おっと、あんまり大したことないウンチクを書くと半可通やと思われるからこの辺で(笑)

何を言いたいかって言うと、
「冨井誠司」で言うと、
俺が初代ってことね(笑)

はっきり言って、いつも「くそったれ!」と思ってやってるよ。
マジで。

名も知れず朽ちるか、はたまた成り上がるか、
ふたつにひとつよ、ミュージシャンなんて。

さあフンドシを締め直そう!

2曲追加!!

どうもー。
最近さー、昼となく夜となく発汗量が凄いよな。
皆さん、8月は適当にやんなきゃ、死んじゃうよ(笑)
秋から稼げばええよ!

録音の方は、
「モノポリー」って曲と
「風の強い街」って曲を録音して、
あとは、「ニューオリンズ」、「アスタマニャーナ」を遊びでスタジオで録音したら
結構ええ感じなんで、これもCDに入れよかな。

最近は江戸時代の戯作(げさく)を読みあさっていて、通称「黄表紙」って言うんやけど、
漫画と小説がセットになったような内容ですこぶる面白い。
特に恋川春町の「金金先生栄華夢」(きんきんせんせいえいがのゆめ)がおすすめ。

漫画と言っても内容は大人向けで、
出世を望む主人公が、夢の中で大出世、吉原(遊郭)でお金を使いまくり、
結果的に落ち目になって、夢が覚めるって話(笑)

俺は、「モノポリー」の歌詞の中で
「すっぱいぶどうは欲しくない」って言葉を使ってるけど、
これは寓話の一節で、「欲しくてたまらないのに手が届かない場合、どうせあのぶどう(欲しいもの)は、すっぱいに決まってる」
って思う人間の言い訳心理を皮肉ったもの。

そうそう、人間はね、欲望を封じ込めるもんらしいね。
けど、どうせ一度の人生なら、行ってみたいところは行くべきやし、
やってみたいことはやるべきやな。

江戸時代は「消えもの」に銭を使うのが美徳とされたらしい。
「消えもの」はつまり、観劇とか相撲観戦とか、形に残らんもの。

俺の目下の欲望は、歌舞伎を桟敷席で観ることかな。
2万くらい。
結構高いよね(笑)
けど、欲望の割にはちっちゃい気もする。

てなわけで皆さん、俺のライヴにも来てちょうだいな。
2千円くらいやから(笑)

人生は栄華の夢。
どうせ観るなら、悪夢より、吉夢が良し。

納涼

納涼歌舞伎を観に歌舞伎座へ。
納涼ってだけあって、演目も軽くて、水辺とか幽霊とか、「涼」の要素が多い。
興業を仕切ってる「松竹」とか、歌舞伎界の長年の智恵が詰まってて良かったな。

まあミュージシャンも夏場はラテンっぽい曲とか、冬場は暖色系のサウンド、例えばストリングスとかバイオリンなんか入れるとか、
もちろん考えてはいるけどね。
あと衣装で言うと、夏場は寒色系、冬場は暖色系は基本やし。
あえて、無視して逆を使ったりもするけど(笑)

やっぱり、積み重ねって大事やと思ったね、歌舞伎観て。
江戸時代から生き残ってるわけやからね。

ちなみに、江戸時代は夏場は歌舞伎はお休み期間やったとか。
今みたいに冷房設備も無いし、夏場は客足が遠のいたんやな。

けど、最近では夏場は、「怪談物」とか「水辺物」とかを定番にして
逆に夏の風物詩的な感じみたい。

さて、俺は9月に出すCDの録音を「ちゃきちゃき」済ませて、だいたい形になってきた。
今回は収録曲は少ないけど、初のライヴ音源とか、自分としてもエキサイティング!
「風の強い街」という曲ではドラムも自分で叩いた(笑)

9月から、がんがん行くんで、皆さんよろしくー!
とりあえず、9月3日がCD発売ライヴの初日(池袋)だす!!

ではまた!!

録音

どうもー。
まだまだしばらく暑そうでんなー。
俺は、このクソ暑い中、9月に出すCDの録音。
まあ楽しいけどね(笑)

9月3日が一応、CD発売ライヴの初日になるんで
それに間に会うようにがんばりやす!
皆さん、ぜひ夏を乗り切って、CD発売ライヴに来てくだせー!

さて、そうは言いつつも、チマチマと仕事ばっかりやってらんねー、んで
歌舞伎座へ納涼歌舞伎に行ってくる。
8・3と8・5に行く。 2日も行きすぎかな(笑)
河竹黙阿弥っていう歌舞伎作家(江戸~明治の人)に興味があってね。
その人が書いたものを観たいんや。

普通は海老蔵がどうとか、役者を贔屓にするらしいけど、
あんなんは所詮、世襲(笑)

歌舞伎界も実力主義を取り入れたらええのにな、
今どき、「氏より育ち」って時代錯誤やろ(笑)

ブルーズ業界で言うと、実はアメリカには2世が腐るほどいて、
マディ・ウォーターズjr 
ハウリン・ウルフjr
エルモア・ジェイムズjr
フェレディ・キングjr
etc

まだまだ挙げたらキリがないけど、
要は、全部初代を越えられないってこと。
それだけアメリカは芸に厳しいわけ。

マイケル・ジャクソンが生前、息子に
「ショ―・ビズの世界は甘くない、俺はすすめないけど、もしお前がやるんやったら、死ぬ気でやれ!」
みたいなことを言ったらしいよ。

てなわけで、俺も初代で成りあがるしかないな(笑)