淀まない

最近はいろんなとこに出掛けてる。
基本的には出不精なんやけど、音楽のために動く。
みんなそうよね、仕事がないと、人とも会わんし
知らん場所にわざわざ行かんよね(笑)

6月6日に駒込で演奏するんやけど、
そこのお店は残念ながら7月で閉店するみたい。

嫁と会うきっかけになった店やし、ピアノのビッグママとも駒込で知り合ったから
感慨深いものがある。

ただ、物事には必ず終わりがあるから
その終わり方にこそ、そのお店や人のポリシーが出るんちゃうかなと思う。

自分のポリシーは「一か所に淀まない」
ってことで、
ブルース風に言えば「KEEP ON ROLLIN’」ってことになる。

淀むってことはつまり
「小さくまとまる」ってこととも言えるわけ。

ただ、日本人は基本的に農耕民族で、一か所に根に降ろすことを良しとして、
ジプシーのように一か所に定住しない生き方には批判的。

でもまあ気持ちの問題でね。
組織とか「寄らば大樹の陰」っていうのは、
「なんだかなぁ・・・」って思う。

要は手に職というか
「ギター一本あればどこでも稼げるぞ!」って気持ちが大事やと思うわけ。

シカゴのストリートとか、新橋の路上で小銭を稼いでた経験は無駄になってない(笑)

最後の駒込ライヴ、
いつもどおり演奏できればと思う。

駒込FLAT 5 ベルギーのヒューガルデンが生ビールで美味いんで
ぜひお越しをー。

最近はハーモニカの浅見安二郎さんの結婚パーティーで演奏したり、
ブルースセッションの主催を手伝ったり、ちょこまか動いてる。

まあ本当にいろんな人に会うけど、人には「器」ってもんがあるなぁって思う。
いい悪いではなくて、「松竹梅」っていうか、その人の格とか役割がね。

割と年齢を重ねてそれが実感としてわかる人は多いけど、
早めにそれをわかる人は少ないね。

自分のスタイルっていうか、やり方はここでクドクド書くよりも
活動を見てもらえればわかると思うけど、
簡単に言うと
「ブルーズと、自分の音楽」を多くの人に広めることやね。

あくまで自分のペースでね、完走することが大事。

なかにはペースを間違えて息切れしたり、脱落する人もいるから(笑)

さて、そろそろ来月からライヴモードで、いろんな場所で演奏しまっせ。

ワールドカップもええけど、ライヴにもお出かけください(笑)

ではまたー!

フェスに

どもー。
今年の夏場はたぶん、墨田ジャズフェスに出ます。
会場は錦糸町のスターバックス店内で、カフェライヴ的な感じ。
冨井誠司と黒猫楽団名義で出まっせー。
祥細はまたお知らせするけど、8月の暑い時期なんでクーラーの効いた店舗内は助かる。
野外はお客さんもしんどいからね(笑)

いろいろイベントなんかにも出ていこうと思う。
なるべく不特定多数の人に、自分達の音楽を聴いてもらったり、
またブルーズの良さをアピールしたいからね。

イベント情報あれば気軽に声をかけて下さい。

浅草が割と近いから散歩がてら行くけど、
三社祭りで人が凄いことになってた。
お気に入りの「東京蛍堂」というアンティークなお店も、
うるさい家族連れが来てたり閉口。
やかましい人は「ファミレスでも行ってろっ!」って思うね(笑)

衣装をこまめに探し歩くのもひとつの趣味やけど、
男物で「ええなぁ」って思うものはあんまりない。
女物は結構あるけど。

衣装を探す場所は、浅草、神保町、恵比寿。
恵比寿はともかく、我ながらなんだか渋いなぁ(笑)

直近では駒込で6月6日に演奏します。
駒込ではもしかしたらラストギグになるかもしれないので、
来れそうな方、ぜひお出かけをー!

音楽談義

CDを買ったり、聴いたりするのは、道楽でもあり仕事なんで、
それ専用の経費がある。
会社みたいやな、経費って言うと(笑)

なんで結構CDはよく買う。
ブルーズだけじゃなく、カリプソとかジプシー音楽、日本の戦前ジャズなど。
面白そうならなんでも。

ブルーズをベースにして、いかに面白い要素を取り入れるかが自分のポリシーなんで
貪欲にいきたいな。

前回の話の続きで言うと、
最近はカントリーブルーズをよく聴く。
まったく良いとは思えない曲も多いけど、たまに心を打つ曲にめぐり合う。
たまにね(笑)

学生時代に、なけなしの銭で、「チャーリー・パットン」のコンプリート(3枚組)を買った。
当時7000円くらいしたと思うけど、その時の自分にとっての7000円ってかなり高かった。

大人になってから売ってしまったけど、ダビングしたのを最近よく聴く。
若い時に気が付かんかった音とか、哀愁とかに気が付くのは
ただ単に俺が「おっさん化」したとも言えるし、
耳が成熟したとも言えるかも。

散々いろんな音楽演奏したり聴いたりしたけど、小難しいことは一切抜きの
チャーリー・パットンに心を打たれるのは、不思議でありまた、腑に落ちるところもある。

音楽はシンプルが一番。

でも、シンプルって、「簡単」っていう意味じゃないし
むしろ一番難しいと思う。

シンプルで深みのある曲を作りたいな。

ブルーズ談義

どうもー。
GWはどこも人が凄かったみたい。
同じタイミングで遊ぶことないのにね(笑)
俺はGW中に旅行なんてしない、高いし、人多いからね。

最近観た映画では
「地球の果ての通学路」っていうのが面白かった。
所謂、娯楽映画ではないけど、深い味わい。
世界には、学校行くのに命懸けの場所もあるんやね。
フランス映画はええのがあるなぁ。


音楽では、原点に戻って
カントリー・ブルーズなんかをよく聴いてる。
もっともJ-POPから遠い音楽ね(笑)

有名なところではロバートジョンソンがいるけど、
ジョン・リー・フッカーとかチャーリー・パットンとか
「やりたい放題」のブルーズも面白い。

俺なんかが演奏してるブルーズは、かなり秩序だったスタイルでシカゴ・ブルーズの形かな。
けど、それ以前のカントリー・ブルーズは、まあひと言で言えば「適当」で「ルーズ」。
実はそれが一番難しくて「最もブルーズらしい」とも言えるんやな。

そう、商業的ではないのよね、はっきり言って。
「聴き手に優しく」とか全くない(笑)

音楽が商業的なものになったのは、実は歴史的にみれば蓄音器の普及からのことで
それ以前は小さなコミュニティーとか、クラシックの場合はパトロンであるブルジョアのための音楽やったと思う。

長くなりそうなんで、次回に続く・・・