ほぼ黒猫

だいぶ蒸してきて、梅雨も近い感じ。
今月は29日に新小岩で、ほぼ黒猫楽団で演奏する。
バイオリンの竹やん、ドラムスのカルロス杉浦が来てくれる。

3人おればバンドっぽくなるな(笑)
ぜひ観に来てくれー!

音源作りも結構進んで、年内には出せそうな気配もでてきた。
予定は未定やけど。
ぜひ多くの方に聴いてほしいな。

先日は知人のベースマン、マッキ―さんのバースデイライヴに行って来た。
62歳ということで、まあ俺の親父でも可笑しくない年齢やけど、
「ああ、年取っても、元気やったら音楽できるんやなぁ」という実感。
というか、俺の周りのミュージシャンはほとんど年上やけどな(笑)

特にブルーズという音楽は落語と同じで、ある程度、人生経験つまないと
深みが出て来ない音楽なんやな。
もちろん、若い時にしかできないブルーズもあるけど・・・

昔は、別に長生きなんか興味なかったけど、
最近は、「長く生きないとわからん味もあるんやなぁ」って思ってる。

生きてるだけでラッキーやな。

BBのすごさ

BB KINGの音楽性の凄さは、さんざんいろんな所で書かれてると思う。
なんで、BBの人間性について書いてみよう。

俺が思うにBBは身体だけじゃなくて、心がでかいというか、器の大きな人間やと思う。
会って話したわけやないから想像やけどな(笑)

けど何かのインタビューでも「会った人の人間性を見る」って言ってた。
ミュージシャンでも何でも、人間性が大事ってことやな。
もちろん、人間性が最悪でも、良い音を出す人もおるとは思うけど、
俺が会ってきた「凄いなぁ」と思う人は、だいたい器がでかかった。
スケールがでかいというか。

BBはコンサート終わったあとも、夜中まで楽屋でファンの人とかと話をしてたらしい。
普通は終わったらすぐ帰りたいやろうけど。

実際、俺がアメリカで観た時も、ファンサービスでジュエリー的なものを、退場する時にみんなに配ってたな。

器がでかいって、具体的にどういうことかっていうと
度量が広くて、心に余裕があるってことかな。
それは経済的なことだけじゃなくてね。

スケールの大きな人間には、滅多にお目にかかれやんけど、
日本では高田渡がスケールでかかった。
楽屋で弦の張り方教えてくれたからね(笑)

まあBBの足元にも及ばんが、
俺もスケールの大きな人間になりたいな。

王の死

BB KING,享年89歳。
ブルーズの象徴であり、一番の功労者。
さすがにNHKのニュースでもやってたな。
ホンマは一時間くらい尺とってやってほしい(笑)

いつかは来るやろと思ってても、BBはさすがにショック。
ただのブルーズマンの死ではなくて、ブルーズの「良い時代」が終わった感じもする。
それだけBBは偉大で影響力がでかい。

もちろんジャズもロックも、ピークはとっくに過ぎてて、ブルーズもそれは同じこと。
どんな芸術にもピークがあるからな。

当然、BBみたいな人はこれから出てこやんけど、ブルーズそのものは、これからも生き残ると思う。
いろんな形でね。

BBは、2回観た。
いずれもアメリカで。
あれくらいの人になると、なんかステージが光輝いてて映画のワンシーンみたいになるんやな。
最後に観たのは10年くらい前やから、BB80歳くらいの頃かな。
普通に考えて凄いよな、80過ぎて現役って(笑)
死ぬ直前までコンサートやってたしな。

書きたいことが多いんで、続きはまた近日。

久しぶりに

しばらく録音やってて、だいぶ落ち着いた。
年内にはCD出せればと思ってます。

今週は久しぶりにライヴやりまっせ。
江古田のお店で、竹やんとDUOで出ます。
ゲストや共演者もいるので、楽しめると思う。
お時間あれば江古田倶楽部にお越し下さい!
土曜日です。

録音に際して、参考がてらいろんなCDとかも聴くんやけど、
改めて「すごいなぁー」とか思うことも多い。
音質も大事やけど、昔のブルーズの録音なんて、マイク一本みたいな
シンプルな録り方でも充分聴ける。
ミュージシャンの質が高いからできることやろけど。

やっぱり生が良いというのが大前提やな。
とりあえずライヴ楽しもう。