おかげさんで

今年のライヴも残り1本を残すのみとなりました。
しばらく休んで、曲などを仕込んでまたライヴやりたいと思ってます。

それにしてもトランプショックで、相場が動いたり、
トランプのビジネスマンの手腕を期待して経済が良くなると思ってる人も多いみたい。
けど、国のトップ、特にアメリカのリーダーが「人種差別主義者でええんか?」という
疑問を強く感じる。

民族主義の高まりはアメリカだけじゃなくて、ヨーロッパでも拡大してて、
来年あたりさらに世界が悪い方向に行く気がするなぁ・・・

この内向き志向はグローバル化の反動もあるわけで、結局欧米の民主主義の行き詰まりやな。
もちろん日本も例外ではない。

この際先進国は、もう経済成長を諦めて発展途上国にも冨の分配をしたらどうやろか?
結局、世界中で拡がる格差は「自分さえ良ければええ」っていう人間のサガからきてると思う。
現に、日本でシリアの報道とか最近はかなり少ない。
所詮、「対岸の火事は関係ない」って気持ちがあるんやな。
マスコミにも国民にも。

国がどうとか、人種がどうとか言わんで
「地球人」としてひとつになれやんもんかね。
たぶん無理やけど(笑)

ともあれ、自分は音楽を演奏する以外に
芸がないので、これからもライヴをどんどんやっていこうと思います!

今年最後の

今年も残り、1か月ちょっとですね。
早いもんやなぁ。

黒猫楽団でのライヴ、
今年最後のショ―を11月25日(金)池袋フラット・ファイヴにて
開催します。
新しい曲もやりますし、黒猫楽団としては今年の締めくくりなので
ぜひ観てほしいですね。

「黒猫楽団ショ―!」
11月25日(金)池袋フラット・ファイヴ
出演:冨井誠司(ボーカル・ギター)竹やん(バイオリン)、ビッグママショーコ(ピアノ)
OPEN:19:00 START:20:00 ¥1500

それではまたー!

アメリカの闇

皆さんもご存じかと思うけど、アメリカ大統領選挙。
驚きやったなぁ。
接戦とは言いつつ、最後はヒラリーが逃げ切ると思ったけど・・・
まさかのトランプ。

世界の混乱や混沌が、アメリカ大統領選挙にも反映されてるようで恐ろしい。
それにしても「隠れトランプ票」と言われる、主に白人の中年層の人たちの、底力や
執念みたいなもんを感じたな。
白人以外の黒人やヒスパニック系、アジア系の移民などの票はヒラリーの方が多かったわけで、
トランプがいかに白人層に受け入れられたかがわかる。

そやけど、トランプに票を入れた人たちの中には、政治の事に無知な人も多くて、
実際、トランプ本人も、選挙キャンペーン中の発言から察するに、外交や国際政治のこととかあまりわかってないと思う。

トランプ派の多くの人の本音は、「オバマ政権下の8年間で、暮らしは良くならんかったし、オバマ路線を踏襲するヒラリーよりは、まだトランプの方がまし」みたいな、ある種の「やけっぱち」でギャンブル的な要素が含まれてるんちゃうかな。

もし、中産階級の白人達に経済的、精神的な余裕がまだ残ってたら、理性で考えて、
政治経験ゼロの成りあがりの不動産王に票は入れやんはず(笑)

人工分布の観点からみても、近い将来、白人の割合は少なくなって、そのうち白人が「マイノリティー」になる可能性すらある。
自分達がアメリカを作ってきたという自負が強い白人には、もうこれ以上、移民の増加や不景気は耐えられやんのやろうけど、よりによってあんなジョーカーみたいな男を選ぶとは(汗)

けど、アメリカで起きることはだいたい時間差を経て日本でも起こる。
日本も少子化の影響もあって、外国人労働者が居てくれないと経済が廻らない状態が来ると思う。(もうすでにそうやけど)
外国からの移民が多くなって、日本人がだんだん仕事や居場所を奪われていくと、
現在のアメリカの白人みたいに心理的に追いつめられていく。
そうするとやっぱり・・・
ジョーカーをひいてしまうこともあるわけや。

最後になったけど、今のアメリカの状況は、
なんとなくナチス政権時のドイツに似てる気がする。
ヒトラーが時流に乗った時も、ドイツの国が行き詰って、極右、
「ゲルマン民族こそが最高である」というナショナリズムに傾いていった歴史がある。

トランプはヒトラーほど頭の切れる人物ではないと思うけど、
大衆が、「自分が何を演説で話せば喜ぶか」を知ってる点では、彼にも優れた嗅覚があって、
時代の空気が産み出したモンスターという点では類似点もある。
計算というよりは、演説をやってるうちに「あれ?このパターン受けるな」みたいな
感じでツボを掴んでいったんちゃうかな(笑)

書きたいことは山ほどあるけど、
とりあえず、長くなったので今日はこの辺で。